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広大な中国を内モンゴルで実感!
Kids’AU Camp in CHINA

中国で開催されるKids'AUキャンプは、
シリンホト職業学院 の協力により行われました。

2014年 in 内モンゴル自治区シリンホト

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Voice 「人と人とのつながり」

                                伊藤心大(11歳)

*この作文は、「愛知県明るい社会づくり実践体験文」で『愛知県教育委員会賞』を受賞しました。


voice.jpg「言葉の通じない人とは、どうしたら友だちになれるかな。」
そんな不安な気持ちを持ったまま、中国行きの飛行機に乗った。

この八月、ぼくは、かん国、中国、ロシア、モンゴル、日本の小中学生が一週間共に過ごす国際キャンプに参加した。国と国との間には、いろいろな問題があり、関係があまり良くないみたいだけど、子供のうちから分かり合い、仲良くなろうという目的のキャンプだった。

最初に、かん国チームと合流した。どんな人がいるのかなと思いながらあいさつをした。かん国の人が日本語で「こんにちは。」と言ってくれた。ぼくたちの片言のあいさつも通じたようだった。

次の日、全ての国が集まった。どの国の人たちもきん張していたようで、表情が固いように見えた。きっと自分も笑顔が引きつっていたと思う。その日の夜の宿泊は三人部屋で、中国人、かん国人、そして日本人のぼくだった。誰もしゃべろうとせず、静まりかえっていて、とても気まずいふん囲気だったので、ぼくは思わず日本の友だちがいる部屋に逃げてしまった。このままじゃ、全然外国の友だちができない。そう思い、ぼくは自分の部屋にもどり、勇気を出して声をかけてみた。
「アイムシンタ、ファッツ、ユーアネーム?」
「アイムイドア、ナイストゥーミートゥー。」
片言の英語だったが、お互いの気持ちが通じ合った気がして、今までのきんちょうがうそのようになくなった。ばくたちは笑顔になり、三人でマッチ棒を使ったゲームなどをして楽しんだ。ゲームを楽しみながらぼくは、言葉の壁を乗り越えた気がした。その感覚は、きっといつまでも忘れないと思う。

そこからは、積極的に外国の友だちを作ろうと思い、どんどん話しかけたり、一緒に遊んだりした。自分に自信がついて、気がつけばどんどん友だちが増えていた。

キャンプ場は、中国内モンゴルの草原の村の中にあった。そこには、日本では見ることのできない景色が広がっていた。見渡す限り大草原。はるかに遠くには山々が連なっていた。
「世界にはこんな所もあるんだな。色々なくらしをする人がいるんだな。」
ぼくは日本とのちがいを感じた。

草原のキャンプでは、各国から一人ずつのメンバーが集まり、一つのゲルでくらした。
「ハイ、アイムシンタ、ファッツユーアネーム?」
「アイムトー、ナイストゥーミートゥー。」
もう不安な気持ちはなく、笑いあいながらあいさつを交わすことができた。トーは、モンゴルの子。中学二年生だそうだ。ぼくたちは仲が良くなり、草原で思いっきりサッカーを楽しんだりして、一緒に遊ぶことも多くなった。
夜にはキャンプファイヤーが行われた。広場がカラフルにライトアップされ、始まる前からテンションが上がっていた。みんなで輪になっておどると、さらに楽しい気持ちが高まった。外国の子とかたを組んでおどっている人もいた。
「もう全員たくさんの友だちをつくって仲良くおどってる。」
そう思っていると、トーが来て、
「一緒に踊ろう。」
とぼくをさそってくれた。ぼくは大きくうなずいた。
「あれ。トーって日本語しゃべれるの。」
「うん。ちょっとだけどね。」
トーやイドア、各国の友だちみんなでかたを組んだ。もうそこには国や文化、言葉のかべはなかった。ぼくたちは、ファイアーの火が消えるまでおどりを楽しんだ。炎の明かりにてらされたみんなの笑顔が印象的だった。この笑顔と楽しさを、ぼくは忘れないだろう。

最終日の夜、さよならパーティーが行われお互いのTシャツにサインやメッセージをたくさん書き合った。
「また来年会おう。」
「もちろん。」
メッセージを書きながら、ぼくたちは再会をちかい合った。国や言葉、文化などのちがいのかべを越えて、かけがえのない友だちをたくさんつくって、ぼくは帰国した。

ぼくは、このキャンプを通して、外国の友だちをたくさんつくることができた。はじめは言葉のちがいにとまどい、なかなか声をかけることができなかったが、少しの勇気をだして声をかけたことで、その子のことを理解し、心を通わせ、友だちになることができた。これは、外国だけでなく、身近なところでの人と人との関係でも、同じことが言えると思う。自分と考え方がちがったり、性格が合わなかったりするからといって、コミュニケーションをとらなければ、友だちや仲間を増やすことはできない。互いのちがいを受け入れて、声をかけ合い、相手を理解しようと努力することで、かけがえのない友だちや仲間を増やし、つながりを広げていくことができるのだ。キャンプの経験を日常生活にも生かし、身の周りへ、世界へ、関係を広げていきたいと思う。

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