Voice - 参加者のこえ -
日本からの参加者20名が、帰国後に書いた思い思いの感想文です。
「ありがとう」
O.H.(14歳)
私が今回のキャンプで強く思ったことは、人を思う気持ちは世界共通だということです。
私は、キャンプの途中で体調を崩し、食べては吐きを繰り返していました。そんな時、同室の子が「Are you okay?」と何度も心配してくれました。まだ、そこまで話してもいなかったけれど、すごく嬉しかったです。
ゴアにお粥を頼んだら30人前のお粥を用意してくれました。びっくりしたけど久々にちゃんと食べられて安心しました。すごく美味しく感じました。
気持ち悪くてうずくまっていたら誰かが声をかけてくれました。飴ちゃんをくれました。同じく体調を崩していたゆーちゃんの心配をしてくれる人もいました。誰かの温もりがそばにありました。すごく暖かくて嬉しかったです。世界中、どこへ行っても人を思う気持ちは変わらないのだと思いました。
今回のキャンプで色んな人と話し、一週間を無事に過ごせたこと、あの時、あの場所でみんなと笑えたことをとても嬉しく思います。ありがとう。
(無題)
H.D.(11歳)
ぼくは、このキッズAUキャンプ、二度目の参加です。前回は、三年生のときの、福井県でのキャンプでした。そのときは、だれとも、(日本人でさえ)うまく交流ができませんでした。だから、次に、このキャンプに参加する機会があったら、そのときこそは、他国の人とも、もっと仲良くなってみたいと、思っていました。
今回のキャンプでは、そのときの思いもあったので、たくさんの人と交流して、友達をいっぱいつくることができました。心残りのない、楽しいキャンプにすることができたと思います。
このキャンプを通して、ぼくの心に残ったことは、主に二つあります。
一つ目は、シリンホト市内から、ゲルに移動するときの、バスの窓から見えた景色です。日本では、山ばっかりで、地平線を見たことがありませんでした。だから、内モンゴルの、地平線を見たとき、「世界は広いな~、やっぱりここに来て良かったな。」と思い、感動しました。山登りの時も、「今日で最後だ。この景色、しっかり見ておかなきゃ。」と思いました。
二つ目は、友達と交流できたことです。最初に書いたように、三年生のときよりは、だいぶたくさんの人と交流して、モンゴルやロシアの人と友達になることができました。ぼくの中でも、積極的に声をかけたり、仕事を引き受けたりする場面が増えてきています。十一日のさよならパーティーで、まだ交流していない人に、けん玉や紙風船などの日本の遊びを教えてあげました。そのとき、言葉は通じなくても、友達になることができるんだな、と感じました。
このキッズAUキャンプで、他国の人と交流して、いい思い出になったし、勉強にもなりました。日本と全然ちがう風景や文化を知る機会にもなりました。ぼくは、家族や日本の代表として参加したと自覚し、これからもずっと、このアジア連合キャンプに、関わっていきたいです。そして、世界中で戦争がなくなるように、いろいろな活動を行っていきたいです。
「キッズAUに参加して」
O.K.(12歳)
ぼくがキッズAUキャンプにいってリベンジしたいと思ったことは2つありました。
1つ目の他国の友達と同じ部屋になってもすぐに日本の友達の所へいってしまわないようにするについては、外国の友達とコミュニケーションでいろいろとわかりあえたり、楽しめたのでよかったです。
2つ目の、お腹の調子がよくなかったのできおつけるについては、最後の2日目ぐらいからお腹の調子が悪くなってしまったので、くやしいです。
今回は、2回目なので前回よりも友達がたくさんできました。中国のディーゼル機かん車もかっこよかったし、住んでいる所が放場の中みたいということがとても気に入りました。とても楽しくすごせてよかったです。
「みんなと過ごした一週間」
H.A.(10歳)
「ううん、きん張するな。どんな人が来るのかな。」
と最初は言っていたけれど二日、三日たてばきん張もほぐれて男女関係なく遊べるようになっていたし、それどころか他の国の子とも友達になっていて、すごいなと実感しました。
私が一番楽しかったのは各国料理大会です。色々な国の料理を食べたけれどやっぱり一番おいしかったのは、私達が作った白玉ぜんざいでした。すごく人気があったので二はい目も食べたかったけれど、食べれませんでした。最後にはすばらしいダンスや歌などのパフォーマンスもあり、すごく楽しかったです。
ゲルでの二日間は最高の物でした。でもショッピングも楽しかったです。中国の物はすべて日本円にするとすごく高かったけれど、色々な物が置いていてすごく感動しました。
ホテルでは他の国の子と同じ部屋になったので、その事により交流も増やせたしみんなでたくさん遊べてすごく良かったです。
私がモンゴルで過ごした一週間は仲間と共に過ごせたかけがえのない時間になりました。
「キャンプの思い出」
K.H.(11歳)
ぼくは、今回のキャンプの思い出が四つあります。
一つ目は、ゲルに泊まったことです。初めてゲルに泊まったけれど、すぐになれました。ゲルでの生活はとても大変だったけれど、経験ができて良かったし、楽しく過ごすこともできました。
二つ目は、夜にキャンプファイアをしたことです。みんなで火の周りを囲んで手をつなぎ、ぐるぐると回りました。また、少しだけダンスもしました。
三つ目は、料理大会をしたことです。日本チームは、ちらしずしとみそ汁と白玉を作りました。ぼくは、その中のちらしずしと白玉を作りました。ちらしずしでは、飯をコップに入れる作業をしました。白玉では、白玉を丸める作業をしました。その後は、それぞれの国の料理を食べました。一番おいしかったのは、日本の料理です。久しぶりに食べたので、ちらしずしとみそ汁は2はい食べました。
四つ目は、凧上げをしたことです。ぼくのチームの凧は、結構高く上がりました。しかし、糸ごと飛んでしまったので、必死に追いかけて、今度はしん重に凧を上げました。
今回のキャンプも前回と同じように、他の国の人と交流し、楽しくすごすことができました。次回のキャンプも日程が合ったら行って、他の国の友達をたくさんつくりたいと思います。
「中国・内モンゴル自治区」
K.Y.(10歳)
ぼくは、Kids’ AU Campでの、中国の北京で2日職業学院研修センターで2日内モンゴル自治区で2日過ごした。
1日目は北京のホテルに泊まり2日目は職業学院研修センターに泊まり3日目は内モンゴル自治区に泊まり、4日目も内モンゴル自治区に5日目は職業学院研修センター6日目は、北京のホテルに泊まり7日目日本に帰国。
1日目は、韓国チームと会い2日目は、シリンホトに行き3日目は、アイスブレイクなどのイベントのほかネームプレートの作成をし4日目つな引き・サッカーなどその他にモンゴルズモウやたこあげをして、各国料理大会をしました。5日目朝の体操、山登りハイキングをしシリンホト市内の見学をおこないさよならパーティーをした。6日目シリンホト空港―北京空港につき門前大街などを見学8月13日の7日目成田空港で解散しました。
外国に行くのは初だったので、いい体験になり外国の子と友だちになれる機会がありつぎの沖縄でのキャンプも行かせてもらえたらと思います。
「モンゴルの思い出」
S.R.(8歳)
モンゴルの一番の思い出は、外国の人と友だちになれたことです。さいしょは言葉がつうじなくてドキドキしました。さいしょに空こうで白い布をもらった時に、「バカ」と言われてびっくりしました。日本語が通じるのかと思って、「こんにちは」と言ってみましたが、首をかしげてわからないみたいでした。
言葉は通じなかったけれども、一しょにごはんを食べたり、一しょに遊びました。そのうちに、だんだん仲よくなりました。後で、「バカ」がモンゴル語で、「こんにちは」だということがわかりました。
もう一つの思い出は、りょう理大会です。日本は、ちらしずしとみそしるとぜんざいを作りました。ぼくはみそしるをたんとうして作りました。たいへんだったのは、みそを入れるところでした。みそ味のちょうせつがむずかしかったです。おいしかったのは、かん国ののりまきです。日本ののりまきとはぜんぜんちがう味でした。
来年の沖なわで、みんなとまた会いたいです。
「振り返って」
A.Y.(12歳)
僕は、キャンプに参加するための目標は三つありました。一つは、去年行った台湾へのホームステイとの違いは何かということです。もう一つは、多国籍の友達を作るということです。またもう一つは、中国の大気汚染はどれだけのものなのかを知ることでした。
全ての目標は達成できたと思います。ホームステイとの違いは、一つありました。ホームステイでの場合は、親がいてその子供に「仲よくしなさい」などと言っていて何もしなくても仲良くなれました。しかし、キャンプの場合は自分から積極的に行動しなさいといけないという事です。それをしたら多国籍の友達を作る事ができました。けれどもロシアの友達は作る事はできませんでした。なぜなら、2011年にロシアの子を受け入れた事がありましたが、自分には合わなかったからです。例えば、ロシアの子がパソコンを持ってきて妹がちょっとさわっただけなのに、妹のせいにしようとしていた事などがあり、作れませんでした。そうした事を忘れ、友達を作れば良かったと後悔しています。
中国の大気汚染はすごく悪く、マスクを着けないと鼻やのどが痛くなりました。また、空は真っ白で遠くが見えませんでした。
このキャンプはすごく楽しく楽しくなかった事を見つけるほうが難しい程でした。一週間、ありがとうございました。
「Kids'AUキャンプ」
S.Y.(20歳)
今回このようなキャンプに参加できたことをうれしく思います。子どもたちとのキャンプ生活の中での学びは僕にとってとても大きなものになりました。子供たちにとってもとても意味ある7日間だったのではないかと思います。
僕は、今まで子どもと接点を持つ機会があまり無く7日間も子供たちと共に過ごすことが出来るかとても不安でいっぱいでした。8/7の成田発の便も1時間近くフライトが遅れ無事何事も無く終わるとこが出来るのかと心配しながらの出発でした。
しかし、皆自分のことは自分で何でも出来て、とても驚きました。又、大学生の僕でも始めは各国のスタッフとコミュニケーションをとることを躊躇してしまうのに、日本のメンバーは各国の子供たちに自発的に近づいていき、交友関係をいつの間にか築いている姿を見て子どもはすごいと思いました。言語の違い、文化の違い、宗教の違い、政治的問題、など交友関係を築くために解消しなければいけない問題は多々あると思ってしまいがちなのですが、子どもたちにはそんなもの全く関係ないものでした。その姿を見て僕も動くことが出来ました。子どもに何かを教えるのではなく、子どもたちを見て多くを学ぶキャンプになりました。
このキャンプは、子どもへの固定観念を植えつけたりすること無く、自分で感じたことを自分で解釈して自分のものにするという考え方がとても好きです。自分も小さなときにこのようなキャンプに参加してみたかったです。
7日間あっという間に過ぎてしまいました。大きな事故などなく笑顔の耐えないキャンプでした。とても有意義で楽しい時間を共有できたことを皆さんに感謝します。これからもさまざまなことにチャレンジしてがんばりたいです。
「キッズAUキャンプ2014 in 中国」
K.M.(18歳)
今回、キッズAUキャンプに参加して、本当に子どもたちの力って無限大なんだなと思いました。
友達になれるかどうかなんて、本当にたった一枚のこころの壁を破れるかどうかなんだとおもいます。その一枚をやぶったあとにはとても容易く仲良くなれるのです。しかし、その一枚を大人たちは、やぶれずにいます。
でも、子供たちは違いました。そんなこと知るかといわんばかりに、壁をぶち破り、友達になってしまいます。こんなに友達ができたとか、こんなものをあげたりもらったりしたとか、そんなことをうれしそうに話してくれる子供たちはとてもかがやいてみえました。ことばも通じないのに、ただ相手のことをしりたい、その一心で他国の子供たちに突進していく姿は、とてもたのもしくおもえました。そんな子供たちをみて、僕はたくさんの勇気をもらいました。大学生スタッフとしてこのキャンプに参加できたことを誇りに思います。欲をいうならば、僕も、子供のころにこんな体験がしたかったです。こどもたちには、このキャンプに参加して得たことを、ぜひこれからに生かしてほしいと思います。僕自身も、このキャンプで得た経験やモチベーションを、大切にしていきたいとおもいます。
また、大学生という半分大人の立場から考えたことは、英語の必要性でした。言葉が通じなくたって、友達になることはできます。しかし、あいてのことをもっと知りたかったり、細かなことまで伝えたいと思ったときには、やはり、共通言語というものが必要なのだとおもいます。いままで英語を勉強してきたのは、ただ学校でならっているからというものでした。しかし今回、初めて英語をコミュニケーションツールとして、意識することができました。相手のことを知りたいという気持ちが、言語学習において最も大切なことだと今は思っています。そんな気持ちになれたことは、僕にとって大変意義のあることでした。
子供たちから、壁を破ることの容易さを学び、いろんな国の方々と交流することで、コミュニケーションツールとしての英語の重要性を知ることができました。また、全体を通して、広い世界に出てたくさんの人と交流して、いろいろなことを知ることの重要性をとても強く感じました。今回得たことをこれからの人生に必ずいかしていきたいとおもいます。そして、できることなら、英語を今よりもっと勉強して、成長した姿でまた来年ぜひ参加したいとおもいます。参加されたすべての人々へ、ありがとうございました。
「Kids’AUキャンプに参加して」
O.M.(21歳)
私は初めてこのキャンプに参加しました。実際にキャンプを終えて振り返ると、本当に貴重な経験をさせていただいたと感謝しています。中国の内モンゴルは、こんな機会でもないと一生訪れることはなかっただろうし、知らずに終わってしまっていたこともたくさんあったと思います。でも、内モンゴルでは、たくさんの出会いがあり、新しい価値観を知ることができました。また、何かを強制するわけではなく、のびのびと自由な時間を過ごすことのできる、このキャンプの雰囲気がとても素敵だと感じました。
子ども時代に他国の子たちと絆をつくった参加者たちは、きっと大人になっても絆の強い国際社会をつくっていってくれるのではないかと思います。日本チームはもちろん、このメンバーでキャンプを行うことが出来て本当によかったと思っています。
来年の沖縄キャンプへの直接の参加は難しいかもしれませんが、企画や準備などには積極的に関わっていきたいと思います。
また参加したいと思える、素敵なキャンプでした。ありがとうございました。